インド、咳止めシロップの輸出前検査を検討
[ニューデリー 5月16日 ロイター] - インドの医薬品規制当局は、咳止めシロップを輸出する前に政府の研究所で検査することを提案したとメディアニュース18.comが火曜日に報じた。昨年、ガンビアとウズベキスタンでインド製シロップが数十人の死亡に関連していると報じられたことを受けて年。
インド保健省は今月、中央医薬品基準管理機構(CDSCO)から提案を受け取り、検討しているとニュースウェブサイトが匿名の同省当局者の発言として伝えた。
「提案は、完成品を輸出する前に政府の研究所で検査するというものだ」と当局者はNews18.comに語った。
同省はコメント要請に応じなかった。
同当局者は、シロップは連邦政府や州が運営するさまざまな研究所で検査される可能性があると述べた。
CDSCOはまた、承認された研究所から輸出されたバッチの「分析証明書」の提出を輸出業者に義務付けることも提案していると報道機関が報じた。
410億ドル規模のインドの製薬産業は昨年、ニューデリー近郊に拠点を置く2社が製造した咳止めシロップがガンビアで少なくとも70人、ウズベキスタンで19人の子どもの死亡に関係しているとされ、大きな衝撃を受けた。
世界保健機関は昨年、ガンビアに輸出されたインドのメーカー、メイデン・ファーマシューティカルズ社のシロップには、自動車のブレーキ液に使用される致死性の毒素エチレングリコール(EG)とジエチレングリコール(DEG)が含まれていたと発表した。
ウズベキスタンは12月、インドの別の企業マリオン・バイオテック製咳止めシロップを服用した子供たちがEGまたはDEGに汚染され死亡したと発表した。
インドの両企業は告発を否定している。
この成分は、コストがはるかに低いため、シロップ状医薬品の重要な基剤であるプロピレングリコールの代替品として、悪徳行為者によって使用される可能性があります。
インドの医薬品規制当局は12月、メイデンさんとマリオンさんが使用したプロピレングリコールはデリーに拠点を置く2社の別々の供給業者から供給されたものであるとWHOに報告した。
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