ロシアで不純物の入ったサイダーで30人が死亡、さらに数十人が罹患

[1/2] ロシア調査委員会のメンバーが、ロシアのサマーラにある中毒死を引き起こした「ミスターサイダー」と呼ばれるアルコール含有飲料が製造された工場を調査している。この静止画像は6月5日に公開されたビデオから撮影されたものである、2023年。ロシアの調査委員会... 続きを読む

［モスクワ ６日 ロイター］ - ロシア西部でここ数日間で、混ぜ物入りのサイダーを飲んだことで３０人が死亡し、さらに数十人が体調を崩したと地元当局者が火曜日に発表した。

最初の感染者が報告されたウリヤノフスク地方の保健局は、「ミスターサイダー」と銘打たれたサイダーを飲んだ後、同地域で20人が死亡したと発表した。 サマラ、ニジニ・ノヴゴロド、ウドムルトの当局は、これらの地域でも合計10人が死亡したと発表した。

いくつかの地域では、サイダーを摂取した後にさらに数十人が病気になったと報告されている。

当局は過失致死の疑いで１人を拘束し、この飲料の販売中止を命じた。

地元メディアは、このサイダーには、メチルアルコールまたは木アルコールとしても知られ、通常のアルコール飲料に含まれるエタノールよりもはるかに有毒なメタノールが致死量含まれていると報じた。

ロシアは2016年にシベリアで安価な密造酒を飲んで77人が死亡したことを受け、アルコールの製造と販売の規制を強化したが、自家製アルコールの消費は依然として問題となっている。

2021年にはメタノールを含む地元産の蒸留酒を摂取したことにより、一度の事件で29人が死亡した。

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